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ダイエット外来

ダイエット外来とは

「ひとりではなかなか続けられない」「成功したと思ってもリバウンドしてしまう」など、なかなかうまくいかないダイエットを、医師や管理栄養士などの専門家がサポートすることで、健康的かつ高い成功率で達成するのが目的の外来です。

女性では特に、自己流の無理なダイエットから拒食症などの疾患を患ってしまい、健康を害してしまう方も多く見受けられます。そのような落とし穴を避け、健康的な体を手に入れる手段としてダイエット外来をご利用いただけることを願っております。

ダイエット外来の基本的な考え方

ダイエット外来

ダイエット外来とは、一時的に体重を落とすことが目的なのではなく、健康な体を作るために今後の一生の生活習慣を考えていくということが目的です。そのため、非現実的な提案は決してしませんし、ちゃんとムリなく続けられる簡単な手法から指導してゆきます。

ダイエット外来は無理に「痩せなさい」と告げられる場所ではなく、「痩せ方/暮らし方」を一緒に考える場所だと思っていただければ幸いです。

ダイエット外来の流れ

まず問診票にて、

  • 現在の健康状態
  • 服用中の薬
  • 既往歴

などを記入していただいたのち、診察を受けていただき

  • 身体測定
  • 血圧測定
  • 血液検査
  • 「肥満遺伝子」の調査(脂質代謝、糖代謝、運動によるエネルギー消費、安静時のエネルギー代謝、「油・高カロリー食」を好むなどの食行動に関連する数個の遺伝子の調査)
  • 場合によっては検尿

などによって現在の健康状態をより詳しく判定いたします。
そののち、医師との診察の中で、患者さんに合った食事療法や運動療法、これまで痩せられなかった原因なども踏まえ、今後のダイエット計画を一緒に考え、提案いたします。

また、基本的にダイエット外来の診療は健康保険の適用外となっております。
しかし、高度の肥満や生活習慣病であると診断された場合や、その他さまざまな理由により健康保険適用がなされることがございます。医師と相談の上、保険証をかならずご持参のうえご来院ください。

ダイエット外来の3本柱

ダイエット外来にて実施される治療は、大まかにまとめると3本の柱で成り立っています。

食事療法

食事療法

全ての治療の基本となるのが食事です。これまでの、栄養の偏った食習慣を見直し、カロリーや血糖値、栄養に関する知識を理解していただいたうえで、太りにくい体、太りにくい生活習慣の形成を目指します。

  • GI(グリセミックインデックス)値の意味
  • 食べる順番の重要性(ベジファースト)
  • タンパク質の重要性と摂取の仕方 など

運動療法

運動療法

食事療法と合わせて重要になってくるのが運動です。簡単/短時間のウォーキングやランニングが基本となりますが、ほかにもストレッチ、ヨガ、水泳、サイクリングなど、無理のないよう提案いたします。

薬の処方

上記の2つの生活改善を行った上で、必要に応じて漢方薬や抗肥満薬を処方することもあります。特に糖尿病などをお持ちの方には健康保険適用で、以下のお薬などを処方することがあります。

GLP-1受容体作動薬(オゼンピック®)

インスリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌を(ブドウ糖濃度依存性に)促進する消化管ホルモンです。 以下のような作用があることが知られています。

1: 食欲低下作用

脳の食欲中枢の機能を抑え、食用を低下させる作用があります。また胃の蠕動運動を抑え、腹持ちを良くする(空腹を感じるまでの時間を伸ばす)作用があります。

2: 脂肪燃焼作用

脂肪細胞に働きかけ、余分な脂肪を燃焼する作用があります。 など

使用方法

週に一度、決まった曜日に自己注射を行います。
始めの4週間は「週に1回0.25mgずつ」自己注射していただき、
それ以降は「週に1回0.5mgずつ」自己注射をしていただきます。
※患者様の体質・状況に応じて、適宜用量の増減をご提案いたします。

注射を忘れた場合

次回注射の予定日まで48時間以上の猶予がある場合は、注射忘れに気付いた時点でその分を自己注射してください。(次回注射予定日まで48時間を切っていた場合は、注射1回分を飛ばすことになります)

例として、毎週火曜日に注射するスケジュールの場合、注射することを忘れていたとしても土曜日までに気が付いた場合はその時点で注射し、その後の火曜日もいつも通り注射してください。しかし、日曜日以降に気が付いてしまった場合はその場では注射せず、直後の火曜日に注射をするのみとなります。

保存方法と注射の廃棄について

冷蔵庫内(2~8℃)で保存してください。
使用済みの注射器は医療廃棄物の扱いになりますので、ご自宅では捨てずに当院へお持ちください。

使用をお控えいただいている患者様

妊婦、授乳婦、小児、高齢者、膵炎の既往、甲状腺疾患、脳下垂体疾患、重度な便秘、腸閉塞症の既往の方、重症感染症、栄養不良状態の方、種々の糖尿病治療を内服している方は、 安全上の理由から、オゼンピック®のご使用をお控えいただく場合がございます。 あらかじめご了承くださいませ。

起こりうる副作用

低血糖、脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷や汗、同期、ふるえ、めまい、頭痛、嘔気などが現れる可能性がございます。低血糖症状が見られた場合は糖質を含む食品を摂取してください。

また、嘔吐を伴う激しい腹痛時は膵炎の可能性があります。すぐに薬の使用を中止し、当院を受診してください。そのほか、下痢、便秘、嘔気(吐き気)など、少しでも体調の変化が見られた場合は速やかに当院へご連絡もしくは受診をお願い致します。

【医薬品医療機器等法上の承認(未承認医薬品等であることの明示)】

オゼンピック®の肥満治療目的での使用については、医薬品医療機器等法上では国内で承認されておらず、自由診療となります。

【入手経路等】

国内の医薬品卸業者より入手しています。

【同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無】

本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。

【諸外国における安全性等に係る情報】

重篤な副作用等の報告はありません。オゼンピック®は米国FDA(アメリカ食品医薬品局)では肥満治療薬として承認されております。

恵比寿内科クリニックでは

経験豊富な医師とスタッフが丁寧に対応いたします。
ダイエット外来について、ご不明な点や聞いておきたいことなどがございましたら、お気軽にお申し付けください。
恵比寿近郊にお勤めされている方や学校に通われている方は、JR・日比谷線恵比寿駅より徒歩1分の恵比寿内科クリニックにご来院ください。

お問い合わせ

当院では胃腸炎や風邪症候群のような一般的な疾患をはじめ、生活習慣病や各種検診に対応し、漢方薬を使った治療を行うこともあります。
他科の病気のご相談もお受けしておりますので、どんな体の不調でもご相談ください。