肩こりとは
長時間のデスクワークや悪い姿勢によって、首すじや背中付近の筋肉が緊張し、血行が悪くなることで筋肉のこり(緊張)がさらに悪化している状態が肩こりです。
肩こりが悪化すると、痛み、しびれ、頭痛、疲労感など様々な症状を引き起こすことがございます。
骨格、筋肉、神経、血管など、多くの器官が深く関係して生じるのが肩こりであるため、整形外科、鍼灸、接骨院など、様々な治療の窓口が存在します。ここでは、内科的な目線から肩こりについてご説明をいたします。
肩こりの原因と症状
肩こりの原因
重さ4kgほどもある頭、そして左右それぞれ4kgずつある腕を支え、動かすために首と肩の近辺には大小さまざまな筋肉が存在しています。これらの筋肉が疲労し、緊張している状態が肩こりと呼ばれます。
前かがみの姿勢で、長時間じっと作業や仕事を進めているようなときに肩こりは発生しやすいです。
- 筋肉が緊張する
- その付近の血管が圧迫されて血行が悪くなる
- 筋肉に蓄積する疲労物質(乳酸など)を、血流に乗せて排出することが困難になる
- さらに筋肉が緊張する
- 筋肉が緊張する
- 筋肉に蓄積する疲労物質(乳酸など)が、筋肉につながっている神経の末端を刺激する
- 神経への刺激は大脳で痛みとして知覚される
- 痛みの感覚によってさらに反射的に筋肉が緊張する
などといった形で、筋肉、血管、神経などが深くかかわって肩こりが悪化することが知られています。
他にも、背骨の間にある椎間板が年齢とともに変形することで神経を刺激し、痛みを生じているようなケースもございます。
肩こりの症状
肩こりが悪化すると、神経を圧迫したり血流を悪くしたりといった形で、以下のような様々な症状が引き起こされる場合があります。
- 頭痛
- しびれ
- 痛み
- めまい
- 疲労感
肩こりの治療
肩こりによって引き起こされる症状は多岐に渡るため、一見すると肩こりが原因であるとはなかなか考えにくいようなケースもございます。様々な原因を考慮して、原因を探るために適切な検査をいたします。
内科的に肩こりの症状を和らげる場合、
- 消炎鎮痛薬
- 自律神経の働きを調整する薬
- 血圧を調整する薬
- 漢方
- 各種点滴(血液クレンジング、ビタミン・水素点滴など)
- 各種注射(ニンニク注射、プラセンタ注射など)
などを選択しますが、 そもそも整形外科的な治療が必要なのか、神経内科的な治療が必要なのか、あるいはそれ以外にも、電気治療や整骨、理学療法、ヨガ、ストレッチ、鍼灸などといった治療が必要なのか、患者さんに合った治療法を探すことが重要です。
※レントゲンなどによる画像診断、飲み薬などの処方に関しては、病院/医院でしか実施できないので注意が必要です。
恵比寿内科クリニックでは
経験豊富な医師が丁寧に対応いたします。
肩こりについて、ご不明な点や聞いておきたいことなどがございましたら、お気軽にお申し付けください。
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